多発性骨髄腫と骨粗鬆症の関係とは?
多発性骨髄腫とは
多発性骨髄腫は、形質細胞(血液中の白血球の一種)ががん化して増殖する疾患です。がん化した形質細胞は制御不能に増え、以下のような合併症を引き起こします。
- 骨障害
- 貧血
- 腎機能障害
- 免疫力低下
骨粗鬆症とは
骨粗鬆症は、骨密度が低下し、骨が脆くなる疾患です。米国では約1,000万人が罹患しており、女性に多く、加齢とともにリスクが高まります。
多発性骨髄腫と骨粗鬆症の関係
両疾患は共に骨に影響を及ぼすため、相互に関係しています。多発性骨髄腫が骨にダメージを与える主なメカニズムは次のとおりです。
- 骨組織を分解するタンパク質(オステオクラスティン)を過剰に産生
- カルシウムやビタミンDの吸収障害により骨代謝が乱れる
- 副甲状腺ホルモンの過剰分泌が骨吸収を促進
一方、骨粗鬆症が進行すると骨折リスクが高まり、骨髄腫患者にとって致命的な合併症となり得ます。
予防と治療のポイント
多発性骨髄腫患者が骨粗鬆症を予防・治療するための具体的な対策は以下の通りです。
- 骨吸収抑制薬(ビスフォスフォネートやデノスマブ)などの薬物療法
- 適度な運動(ウォーキングや軽い筋力トレーニング)で骨密度を維持
- カルシウムとビタミンDを豊富に含むバランスの良い食事
- 喫煙と過度の飲酒を控える
骨粗鬆症のリスクがあると診断されたら、主治医と相談し、定期的な骨密度測定や適切な治療計画を立てることが重要です。
