骨粗鬆症におけるテストステロン補充療法の役割
テストステロン補充療法は、外部からテストステロンを供給し、ホルモン欠乏症を改善する治療法です。男性のテストステロン不足は、骨がもろくなる疾患である骨粗鬆症の症状を引き起こすことがあります。
診断
- 米国国立関節リウマチ・筋骨格・皮膚病研究所(NIAMS)によれば、男性の骨粗鬆症は背部の激しい痛みや骨折が起きて初めて診断されることが多いです。診断後は、骨粗鬆症の根本原因を特定する必要があります。
テストステロン欠乏の確認
- クレヴランド・クリニックの指針では、血中テストステロン濃度を測定する血液検査が欠乏の正確な診断に不可欠とされています。
テストステロン補充療法
- 骨粗鬆症と診断された男性でテストステロン欠乏が認められる場合、国立骨粗鬆症財団(NOF)はテストステロン補充が有効な治療オプションになると述べています。テストステロンは骨形成を促進し、骨密度の低下を防ぎます。
補充方法
- クレヴランド・クリニックは、皮膚に貼付するパッチ、陰嚢に貼るタイプ、筋肉内注射、腹部・肩部・上腕に塗布するジェルなど、複数の投与法があると紹介しています。
留意点
- NIAMSは、男性の骨粗鬆症はテストステロン欠乏以外の要因でも生じると指摘しています。主なリスク要因は加齢による骨代謝の変化、喫煙、過度の飲酒、ステロイドや抗けいれん薬の使用、長期のベッドレスト、消化器疾患、過剰な尿中カルシウム排泄(高カルシウム尿症)などです。
