骨密度(BMD)と骨粗鬆症について
骨粗鬆症は、骨が徐々に破壊され脆くなる進行性の疾患です。進行すると股関節や脊椎の骨折が起こり、永久的な障害や慢性的な疼痛、最悪の場合は死亡につながります。骨折を防ぐためには、日頃から骨の健康と骨密度に注意を払うことが重要です。
原因
-
骨粗鬆症の正確な原因は不明ですが、骨代謝のバランスが影響すると考えられています。骨は常に分解と再構築が行われており、分解が再構築を上回ると骨量が減少し、結果として骨密度が低下します。
骨密度(BMD)
-
骨密度は20代前半から30代前半にピークに達し、その後徐々に低下します。カルシウムやビタミンDなどの栄養素、エストロゲンのレベルが骨密度に大きく関与しています。
診断
-
医師は骨密度測定(DXA)を実施し、骨粗鬆症の有無やリスクを評価します。測定結果はTスコアで示され、+1〜-1 が正常、-1〜-2.5 が低骨量、-2.5 以下が骨粗鬆症と判定されます。
治療
-
診断後は、ビスホスホネート系薬剤(イバンドロン酸、アレンドロン酸)やラロキシフェン、カルシトニンなどが処方され、骨の分解を抑制し骨密度の低下を遅らせます。
予防
-
適切なカルシウム摂取(19〜50歳は1,000 mg/日、51歳以上は1,200 mg/日)とビタミンD(400〜1,000 IU/日)を確保し、ウォーキングやランニング、階段昇降といった体重負荷運動で骨を強く保ちます。
