脊椎形成術(椎体形成術)の副作用と注意点
椎体形成術は、外科的手術を伴わない低侵襲の治療法で、骨粗鬆症による椎体骨折の疼痛緩和と骨の強化を目的とします。副作用は稀で、患者の1%未満にしか見られませんが、以下のようなリスクがあります。
考慮すべき点
- 椎体形成術は比較的新しい手法で、厳密な比較試験は不足しています。観察データでは、重度の疼痛を抱える患者の疼痛軽減効果が示されています。
出血・感染
- 注入部位での軽度の出血や、稀に感染が起こる可能性があります。
疼痛の悪化・神経症状
- 手術後に疼痛が増強することがあります。また、脚の痛みや全身の脱力感など、神経系の合併症が報告されています。
骨折リスク
- 特に骨が非常に脆弱な場合、手術中に肋骨や脊椎が新たに骨折することがあります。
セメント漏出
- 骨セメントが椎体外へ漏れ、脊髄や神経根を刺激することがあります。
発症時期
- 副作用は手術中に現れるものと、麻酔や術後の経過で遅れて出現するものがあります。
