ヒトのフィラリア症(心臓虫症)
フィラリア(心臓虫)とは
フィラリアは蚊やノミ、ダニ、ハエに刺されることで感染します。犬や猫に比べ、ヒトでは心臓ではなく肺などの臓器に寄生し、結節を形成します。
症状
ヒトでは特有の症状はほとんどなく、肺に結節ができることで偶然画像検査で判明することが多いです。稀に咳や発熱、倦怠感、胸痛などが見られることがあります。
診断
胸部X線やCTで結節が確認されたら、がんなどと鑑別するために生検が行われます。画像所見だけでは確定診断が難しいため、組織検査が重要です。
リスク要因
犬が多く予防投薬が行われていない地域や、蚊が多い環境に住む人は感染リスクが高まります。50歳以上の男性は、他の層に比べ診断されやすい傾向が報告されています。
予後
ヒトはフィラリアの宿主としては不適切なため、死亡例は報告されていません。虫が死んだ後は対症療法で回復が期待でき、完全な回復が可能です。
