強皮症における消化器系合併症

診断

強皮症の診断には、身体検査、血液検査、場合によっては生検が行われます。消化管の合併症が疑われる場合は、症状に応じて内視鏡検査や画像診断、胃腸運動検査など追加の検査が指示されます。

症状

消化器系の合併症として、胸やけ、嚥下障害、下痢、便秘、ガスなどが現れます。これらは、全身性硬化症が食道や腸の機能に影響を与えるためです。

上部消化管

全身性硬化症は食道の筋肉を硬化させ、蠕動運動を低下させます。その結果、逆流性食道炎(GERD)や胃排出遅延が起こりやすくなります。

下部消化管

小腸や大腸でも蠕動運動の低下や吸収障害が起こり、栄養吸収不良や細菌増殖、下痢が生じます。また、瘢痕化により腸管が狭くなり、便秘や腸閉塞を招くことがあります。

治療

食道・胃の症状は、逆流性食道炎や胸やけの標準治療と同様に、プロトンポンプ阻害薬や制酸剤が用いられます。腸内細菌が原因の下痢には抗生物質が処方されることがあります。症状に応じて、消化管運動改善薬や栄養補助も検討されます。

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