睡眠中の歩行(夢遊症)を防ぐ方法
睡眠中に活動することは夢遊症(睡眠歩行)と呼ばれ、あらゆる年齢層に見られます。主にノンレム睡眠の深い段階で起こり、ベッドから起き上がって歩いたり、服を着替えたり、車を運転したりといった行動をとります。直接的な健康リスクは少ないものの、無意識の状態で行動するため怪我の危険があります。怪我を防ぐには予防策が重要です。
予防のステップ
睡眠を最優先にし、睡眠不足は夢遊症のエピソードを誘発します。毎晩8時間の睡眠を確保できるよう、規則的な就寝時間を設定しましょう。静かで涼しく、暗い部屋で、快適なマットレスと枕を使用し、快適な睡眠環境を整えます。就寝前は本を読む、入浴でリラックスするなど、ストレスを減らす工夫をしましょう。
現在服用中の鎮静剤、抗精神病薬、抗ヒスタミン薬などが夢遊症を引き起こすことがあります。医師に相談し、必要であれば薬の中止や代替薬の処方を受けましょう。
睡眠時無呼吸症候群、むずむず脚症候群、逆流性食道炎などの基礎疾患を治療することで、夢遊症の発生を抑えられます。
短時間作用型の鎮静剤など、医師が処方する夢遊症用薬を使用し、怪我や不安、過度の疲労を防ぎます。
夢遊症のエピソードが始まる時間と終わる時間を記録しましょう。家族や友人が観察し、パターンが見えてきたら、エピソード開始の約20分前に起こし、エピソードが終わるまで起きたままにします。
認定行動療法士や催眠療法士の指導のもと、イメージトレーニングやリラクゼーション法を実践します。また、睡眠障害専門医に相談し、ポリソムノグラフィー(睡眠検査)で睡眠パターンを評価・治療方針を決定してもらいましょう。
怪我を防ぐ安全対策を講じます。寝室のドアにベルを取り付け、窓は施錠し、鋭利な物や障害物(家具や玩具)を取り除きます。2階で寝る場合は階段前にゲートを設置するか、1階で寝るようにしましょう。
