睡眠中に体で何が起きているのか?
睡眠の段階
睡眠は大きく「ノンレム(NREM)睡眠」と「レム(REM)睡眠」の2種類に分かれ、NREM睡眠はさらにN1、N2、N3(深い睡眠)の3段階に細分されます。夜間は約90〜120分のサイクルでNREMとREMが交互に現れます。
NREM睡眠
ステージN1
覚醒と睡眠の移行期です。脳波が徐々に遅くなり、眼球運動も減少します。
ステージN2
最も軽いNREM段階です。心拍数と呼吸がさらに低下し、睡眠紡錘(スリープスピンドル)やK複合波と呼ばれる特有の脳波が多数観測されます。
ステージN3
「徐波睡眠」または深い睡眠と呼ばれ、脳波は大きくゆっくりとした波形になります。この段階で成長ホルモンが分泌され、組織修復や筋肉の成長に重要な役割を果たします。
REM睡眠
眼球が急速に動く(レム)状態で、脳の活動は覚醒時に近く、鮮明な夢を見ることが多いです。記憶の定着や感情の調整、学習に不可欠とされています。
睡眠の調節機構
睡眠は体内時計(概日リズム)、睡眠欲求(睡眠圧)、アデノシンなどの睡眠促進物質が相互に作用して調整されます。
睡眠のメリット
十分な睡眠は身体的・精神的健康に欠かせません。認知機能(学習、記憶、判断)を支えるだけでなく、免疫機能の向上、細胞修復、筋肉の発達にも寄与します。
睡眠障害
不眠症、睡眠時無呼吸症候群、ナルコレプシー、むずむず脚症候群など、さまざまな睡眠障害が睡眠リズムを乱し、健康に影響を与えます。
快適な睡眠を得るために
規則正しい就寝・起床時間の確保、快適な寝具や室温の調整、リラクゼーション法の実践など、睡眠習慣を整えることが重要です。
