シンスプリントの種類と対処法
足の前面に痛みがあると「シンスプリント」と呼ばれがちですが、実際には脛骨を包む組織(骨膜)が炎症を起こす、かなり特定の状態です。足を使う際にかかる牽引力が骨膜に負担をかけ、炎症が生じます。本格的なシンスプリントでは、運動中に脛の内側下部に痛みが出始め、腫れや赤みを伴うこともあります。
前部シンスプリント(前脛骨筋型)
前脛骨筋は薄い筋膜に包まれ、足を背屈(上げる)する役割があります。歩行時に足が外側にロール(外反)すると、前脛骨筋が筋膜内でねじれ、過度のストレスがかかります。その結果、筋肉の微細な断裂や筋膜炎が起こり、前部シンスプリントとして痛みが現れます。放置すると痛みは増し、最悪の場合は筋肉の剥離やストレス骨折に至ります。
後部シンスプリント(後脛骨筋・ヒラメ筋型)
ヒラメ筋と後脛骨筋は膝の後ろから下腿の後面・内側を走り、足先を伸ばす(底屈)動作に関与します。足が外側にロールすると、これらの筋肉にも過度のねじれが生じ、微小な断裂や炎症が起こります。体重をかけると痛みが出、放置すれば筋肉の剥離やストレス骨折のリスクがあります。
対処法・緩和策
- 足への負荷を減らし、足を高く上げて安静にする。
- 冷却療法やマッサージで炎症を抑える。
- 外用鎮痛剤で一時的な痛みを和らげる。
- 症状が軽度であれば上記で改善することも。重度の場合は、足の動作を矯正するインソールやオーソティックの作製を検討する。
