腰椎椎間関節症候群の診断方法

腰椎椎間関節症候群はアスリートに多く見られ、背部疼痛の主要な原因のひとつです。椎間関節は脊髄を保護する骨間にある小さな関節で、捻転や過度の背屈、繰り返しの伸展負荷が原因で症状が出ます。以下の手順で患者がこの疾患かどうかを評価します。

診断手順

  1. 下部腰部の疼痛の詳細を聞き取ります。疼痛は深く鈍い痛みで、臀部や大腿後部に放散することが多いです。痛みの強さ、持続時間、部位を記録し、転移性癌など他の疾患と鑑別します。

  2. 疼痛が持続的か間欠的かを確認します。歩行、立位、伸展、座位、咳嗽、くしゃみ、前屈時に痛みが増すかどうかを尋ねます。捻転や側屈で痛みが強くなることが特徴です。

  3. 過去の背部疾患歴を調べます。関節炎、筋骨格系疾患、糖尿病、癌、腎・泌尿器系疾患など、背部痛に関係し得る既往症を確認します。特に癌既往がある場合は骨転移の可能性を考慮します。

  4. 椎骨に沿って触診し、圧痛点を特定します。また、骨盤やハムストリングスの柔軟性を評価し、腰仙椎への影響を確認します。

  5. 画像診断を実施します。X線、CT、MRIで骨折の有無を確認し、骨シンチグラフィで腫瘍の有無を評価します。椎間関節自体の異常は画像で捉えにくいことがありますが、他疾患の除外に有用です。

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