肩の筋肉断裂は主にローテーターカフと呼ばれる筋肉と腱の群に起こります。ローテーターカフは腕を肩の関節窩に固定し、広い可動域を可能にする重要な構造です。そのため、過度のストレスや外傷により筋繊維が部分的に切れ、さまざまな症状が現れます。

痛み

  • 筋肉が断裂すると、痛みが生じます。断裂の程度により痛みの強さは変わり、軽度の裂け目では鈍い痛みや圧痛が、完全に分離した場合は激しい痛みが特徴です。腕を上げる、前方に伸ばす、肩に荷重をかけるなどの動作で痛みが増すことがあります。

腫れ

  • 断裂部位では炎症が起こり、血流が増加するため腫れが見られます。腫れは損傷部位に限定され、筋肉が分離した箇所の上部に顕著に現れます。

内出血(あざ)

  • 損傷に伴い血管が破れ、血液が組織内に漏れ出します。その結果、筋断裂部位の上にあざが形成され、時間とともに色が変化します。

筋力低下

  • 断裂の大きさに応じて筋力低下が起こります。小さな裂け目ではほとんど自覚がありませんが、大きな断裂では肩や腕の筋力が顕著に低下し、反対側と比べて違いが分かります。

可動域制限

  • 筋肉断裂により関節の可動域が狭くなります。軽度の断裂では動きが制限される程度ですが、重度の場合は肩の使用自体が困難になることがあります。