トリガーフィンガー症候群
トリガーフィンガー症候群は、指や親指の腱が炎症で滑走しにくくなり、曲げたままロックし、伸ばすときに「パチッ」と音がする状態です。
原因
トリガーフィンガーは、指や親指を手のひらへ引く腱の周囲に炎症、腫れ、または瘢痕が生じることで起こります。腱が滑走しにくくなり、屈曲した状態で引っかかり、指が曲がったままロックしてしまいます。
症状
指を曲げたときにロックし、伸ばす際に「ポン」とはじくような音や感覚が生じます。痛みを伴うこともあり、握り動作で指が固まることがあります。
診断
主に医師による視診・触診で行われ、指や手の動きを確認しながら症状を評価します。典型的なロック感や音が診断の重要な手がかりとなります。
治療
- 軽症の場合は患部の冷却、非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)の服用、指のストレッチで症状が改善することがあります。
- ステロイド注射は即時の痛み緩和と腱鞘の炎症軽減に有効です。
- 保存的治療で効果が見られない場合は、腱鞘開放術(小さな切開による手術)が行われます。
予後
予後は非常に良好です。保存的治療で多くの患者が改善し、手術後の再発率は約3%と低いです。
