足首捻挫時に使うブレースのメリットとデメリット
はじめに
足首を捻挫した際にブレースを使用するのは有効です。ただし、最も重要なのは自分の筋肉を強く保つことです。ブレースは急性捻挫の治療プロトコルであるPRICE(Protection, Rest, Ice, Compression, Elevation)の一部として、関節を保護し、歩行を可能にします。足首ブレースは大きく分けて「硬性ブレース」と「圧迫ブレース」の2種類があります。
硬性ブレース(リジッドブレース)
硬性ブレースは足首関節をほぼ固定し、特に負傷直後の数時間に有効です。
側面からのサポートが強く、安定性が高いのが特徴です。
欠点として、入手が難しい場合があり、また過度に固定すると、より重篤な損傷のサインを隠してしまう恐れがあります。使用を検討する際は医師に相談しましょう。
圧迫ブレース(コンプレッションブレース)
圧迫ブレースは関節の動きを制限しますが、硬性ブレースほど強くは固定しません。そのため、家庭に常備していることが多く、捻挫後すぐに使用できます。
主な役割は、過伸展または断裂した靭帯を保護し、腫れを抑えることです。できるだけ早く装着し、最初の48〜72時間は装着したままにします。
形状は大きく分けて以下の4種類があります。
- エラスティックストリップ:伸縮性のある帯で簡単に巻けます。
- レースアップブレース:エラスティックストリップよりもサポートが強いが、装着に手間がかかります。
- 編み込み型ブレース:足首に合わせた角度で圧迫でき、巻き方の迷いがありません。ただし、足が非常に腫れている場合やサイズが合わないと装着できません。
- ソックス型ブレース:軽いサポートで、治癒後に靴に合わせやすいのが利点です。負傷直後の使用には適しません。
負傷直後の注意点
ブレースを過度に締め付けて血流を妨げないようにしてください。
安静にし、炎症を抑えるために氷と挙上を行いましょう。
睡眠時は医師の指示がない限りブレースを外してください。締め付けが強すぎると気付かずに危険です。
ブレースのデメリット
痛みや腫れが軽減されても、異常な痛みが1〜2週間続く、赤みを帯びた腫れや発熱がある場合はすぐに医師の診察を受けてください。
長期間装着し続けると、靭帯や周囲組織が弱くなり、可動域が狭まるリスクがあります。バランス感覚や柔軟性が低下し、再発しやすくなります。
ハイキングやバレエ、バスケットボールなど、体重がかかる、バランスが必要、または急激な足のねじれがある活動へは、十分に回復するまで戻らないようにしましょう。
リハビリテーション
数日経過したらブレースを外し、適切なストレッチ、筋力トレーニング、バランス訓練を開始します。
適切にリハビリを行えば、足首はすぐに元通りの機能を取り戻すでしょう。
