手首下垂(リストドロップ):橈骨神経損傷と症状の理解
橈骨神経と手首下垂の関係
肩から上腕・前腕の後面を走る橈骨神経は、上腕の三頭筋と前腕の伸筋(手首伸筋)を支配し、腕の伸展や手首の伸展に重要な役割を果たします。
橈骨神経損傷が引き起こす症状
神経が損傷すると、これらの筋肉が弱体化または麻痺し、手首を上向きに伸ばすことができなくなります。その結果、手首が自然に下がり、手のひらが垂れ下がる「手首下垂(リストドロップ)」が生じます。
主な損傷原因
- 肘関節の骨折や脱臼
- 鋭利な物による切創
- 長時間の圧迫や外傷による圧迫損傷
- 過度の伸展や捻転による牽引傷
いずれの場合も、早期の診断と適切なリハビリテーションが機能回復に不可欠です。
