脳卒中後に起こる痛みの概要
概要
脳卒中はしびれ、筋力低下、麻痺、言語障害など多くの深刻な合併症を引き起こします。その中でも、脳卒中後痛(ポストストロークペイン)を経験する人は約9%と報告されています。痛みは、脳卒中で障害を受けた体の部位に現れ、生活の質を大きく低下させます。
事実
- 脳卒中後の痛みは、特に体の左側(右半脳卒中)に起こりやすく、視床性疼痛、中心性疼痛症候群、または神経因性疼痛と呼ばれます。
- 中枢神経系が損傷されることで発症します。
症状
- 持続的な疼痛で、燃えるような感覚、刺すような痛み、鈍い痛みが特徴です。
- 腕、脚、体幹、顔など、脳卒中側の部位に現れます。体の片側全体に症状が出ることもあります。
原因
- 脳卒中により頭頂葉や視床が損傷すると、感覚ニューロンが誤作動し、慢性的で障害的な疼痛が生じます。
留意点
- 症状は発症後数日から数年の間に現れることがあります。
- 発症が遅れるため、脳卒中後の痛みはしばしば見落とされ、誤診されやすいです。
治療法
- 鎮痛薬で痛みを軽減できることがありますが、完全に取り除くことは難しいです。
- 三環系抗うつ薬や抗てんかん薬が有効とされることがあります。
- ストレスの軽減やリラクゼーションも痛みの緩和に役立ちます。
