潰瘍の種類と特徴

概要

潰瘍は消化管の粘膜にできる傷です。消化管は胃、食道、十二指腸(小腸の起点)および腸から構成されます。ほとんどの潰瘍は十二指腸に発生しますが、他の部位でも見られます。

主なタイプ

  • 胃潰瘍(胃内にできる潰瘍)
  • 十二指腸潰瘍(十二指腸にできる潰瘍)
  • 消化性潰瘍(ペプシンにさらされた潰瘍全般)
  • 出血性潰瘍、食道潰瘍、難治性潰瘍、ストレス潰瘍などの稀なタイプ

機能と特徴

消化性潰瘍はペプシンに曝露された部位に発生し、主に胃や十二指腸の粘膜に見られます。胃潰瘍は胃壁にでき、症状が比較的はっきりしています。十二指腸潰瘍は西欧で最も頻繁に認められ、十二指腸の起点に形成されます。

稀なタイプの説明

ストレス潰瘍は強いストレスや重篤な疾患に伴い、胃・食道・十二指腸に生じる裂傷です。難治性潰瘍は治療開始から3か月以上経過しても治癒しない消化性潰瘍です。食道潰瘍は逆流性食道炎に起因し、食道下部に発生します。出血性潰瘍は未治療の消化性潰瘍が出血を伴う状態で、緊急の医療処置が必要です。

注意すべき点

胃潰瘍の80〜90%はヘリコバクター・ピロリ菌感染が原因です。この菌は耐性が強く治療が難しいことがあります。辛い食べ物や過度のストレスが原因という誤解が広がっていますが、実際の主因はピロリ菌です。

口腔内潰瘍(口内炎)

口内炎はアフタ性口内潰瘍とも呼ばれ、舌や口腔内のどこにでも疼痛を伴って現れます。女性に多く、人生のうちに20%以上が経験します。原因は歯ブラシによる外傷、アレルギー、遺伝、ストレスなど多岐にわたります。

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