ストレス性尿失禁への対処法

くしゃみや咳、笑いなど、体幹の筋肉を使う動作は、弱くなった膀胱の筋肉に負担をかけ、ストレス性尿失禁(Stress Incontinence)を引き起こすことがあります。前立腺全摘手術後に失禁が起こる場合、手術が原因と考えられます。失禁を防ぐために水分を減らしたり笑いを控えたりしたくなるかもしれませんが、健康や生活の質はむしろ低下します。むしろ、膀胱の筋肉を強化し、普通の生活を続けることが大切です。

体重管理

体重が過剰または肥満の場合、体重減少はストレス性尿失禁の改善に役立ちます。余分な体重が膀胱の弱い筋肉にさらに圧力をかけ、負担を増やすからです(Mayoclinic.com)。ワシントン大学医学部外科准教授のヘンリー・ライ医師は、体重増加が失禁の原因になるケースもあると説明しています。最近体重が大幅に増えた場合は、侵襲的な治療を検討する前に、食事と運動で体重を減らすことを試みてください。

定時排尿

3時間ごとにトイレへ行く(尿意の有無に関わらず)習慣をつけましょう。定時排尿は膀胱が過度に伸びるのを防ぎ、膀胱内の尿量を抑える効果があります。くしゃみなどで漏れが起きても、尿の量が少なければ漏れは軽くなります。過活動膀胱の方に特に有効ですが、ストレス性尿失禁にも有用です。

皮膚のかぶれ対策

尿が皮膚に触れることでかぶれや炎症が起こり、痛みや見た目の問題が生じます。最初は恥ずかしく感じても、吸収性パッドを使用すれば湿気を吸い取り、皮膚を健康に保てます。車やオフィスの机の引き出しに余分なパッドと替えの下着を常備すれば、濡れた服をすぐに替えて肌トラブルを防げます。

骨盤底筋トレーニング(ケーゲル)

ケーゲル運動は女性だけのものではありません。メイヨークリニックによれば、骨盤底筋(膀胱括約筋)を鍛えることで失禁の予防・改善が期待できます。やり方は、尿を止めるときに使う筋肉を締め、5秒以上保持してから緩めます。周囲に見られることはないので、自宅はもちろん通勤中や会議中でも実施可能です。継続すれば改善が見込めます。

食物繊維の摂取

腸と膀胱は近接しているため、便秘はストレス性尿失禁を悪化させます。便が硬くなると腸の重みが膀胱を押し、くしゃみや咳での漏れが大きくなることがあります。ライ医師は、便秘の管理が失禁対策の重要なポイントだと指摘しています。便が硬い・不規則な場合は、食事に食物繊維をプラスしましょう。

活動的に生活する

身体的な対策は多数ありますが、メイヨークリニックは精神面の課題が最も大きいと指摘しています。トイレの近くにいるために外出を控えたくなるかもしれませんが、友人や家族、趣味から離れると気分がさらに低下します。吸収性パッドを使用すれば、少量の漏れを気にせず活動に集中できます。ランニングなどの運動を失禁を理由にやめると、生活の質が下がり健康にも悪影響です。

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