尿路逆流治療
原因
尿路逆流は、腎盂と尿管を膀胱に接続する弁が正常に機能せず、尿が逆流して腎盂や尿管にたまることで起こります。逆流した尿は細菌の温床となり、感染を引き起こします。
症状
子どもは腹痛や排尿時の灼熱感を訴えることがあります。頻尿や発熱も見られ、これらは逆流による感染のサインです。
診断
まず尿検体を採取し培養検査で感染の有無を確認します。再発性の場合は超音波検査や排泄性膀胱尿道造影(VCUG)を実施し、逆流の有無と程度を評価します。
抗生物質治療
軽度の逆流は経過観察で自然に改善することがありますが、再発感染が続く場合は予防的に毎日抗生物質を投与します(予防的抗生物質療法)。
外科的治療
逆流が重度であるか、5歳までに改善しない場合は泌尿器科医が弁の修復手術を行います。手術により逆流が止まり、将来の感染や腎障害を防げます。
注意点
治療せずに放置すると、繰り返す尿路感染が腎臓に瘢痕を残し、最終的に腎不全に至る危険があります。
