夜間の歯ぎしり(ナイトブリキシズム)を診断する手順

はじめに

夜間に無意識で歯をすり合わせる状態は「夜間ブラキシズム(夜間歯ぎしり)」と呼ばれ、睡眠中に数秒間続くことが多く、音が聞こえることもあります。子どもでは全体の約20%、特に7〜10歳で多く見られ、成人でも一般的です。

診断手順

  1. 患者の既往歴を確認:本人は自覚しにくく、配偶者や家族が音や症状を報告することが多いです。長期間続いていることが一般的です。
  2. 症状の有無をチェック:慢性的な歯の痛み、頭痛、顎の筋肉のこりや圧迫感、耳の痛み、冷熱に対する感度の変化などが見られます。
  3. 口腔内の所見を観察:エナメルの摩耗、歯の欠損、歯周組織や歯髄の炎症、歯の過度な動揺、顎関節症の兆候などが現れます。
  4. 心理的要因を評価:成人ではストレスや不安、緊張が主な原因となります。
  5. 身体的要因(特に小児)を検討:顎の噛み合わせ不正(不正咬合)や歯の生え変わりの時期に起こりやすいです。

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