口腔衛生を保つ重要性
口腔ケアをしっかり行うことは、歯の健康はもちろん、全身の健康維持にも欠かせません。米国疾病予防管理センター(CDC)によると、65歳以上の米国成人の約25%が全ての歯を失っています。できるだけ長く自分の歯を保つために、正しい口腔衛生を実践し、口腔健康に関わるリスクを理解しましょう。
虫歯
虫歯は子どもだけの問題ではありません。炭水化物の多い食事(パン、菓子類、炭酸飲料など)を頻繁に摂り、かつ適切な歯磨きやフロスを行わないと、歯垢がたまりやすくなります。歯垢は酸を産生し、歯を溶かして小さな穴(虫歯)を作ります。進行した虫歯は歯科医が削って詰め物を施すか、歯冠を装着することで対処します。
口臭(口臭症)
口腔内に食べかすが残り、細菌が増殖すると不快な臭い(口臭)が発生します。フロスとフッ素配合の歯磨き粉で1日2回以上歯を磨くことが予防の基本です。舌の裏側にも細菌が付きやすいため、歯磨き時に舌クリーナーで舌を軽くこすりましょう。
歯周病
歯周病は初期段階では歯肉炎として現れます。歯垢が歯肉を刺激し、赤く腫れ、ブラッシング時に出血します。放置すると歯肉炎は進行し、歯槽骨や結合組織が破壊される歯周炎へと移行します。結果として歯が緩み、最終的には抜歯が必要になることもあります。
心疾患との関連
口腔内の不適切なケアで増殖した細菌は血流に入り込み、血管内で血栓を形成する原因となります。これが脳卒中や心筋梗塞のリスクを高めることが研究で示されています。
その他のリスク
妊娠中の女性は特に口腔衛生が重要です。メイヨークリニックの報告によれば、妊娠中の歯周病は低出生体重児や早産のリスクと関連しています。また、糖尿病患者は感染症にかかりやすく、歯科感染症のリスクが高まりますので、日常的な口腔ケアが不可欠です。
