栄養の基本

バランスの取れた健康的な食事はすべての子どもにとって重要です。糖尿病の子どもは、食事の量・薬剤・運動を総合的に考慮しながら食事を計画する必要があります。管理栄養士や糖尿病ケアチームと連携すれば、個別に設計した食事プランで血糖値をほぼ正常に保つことが可能です。

食事プランの作り方

健康的な食事プランには、野菜・果物・全粒穀物を必ず取り入れます。個別プランにすれば、好きな食材や時には甘味も柔軟に組み込め、特に幼い子どもでもバランスの取れた食事を摂りやすくなります。

  • 野菜や果物は毎食必ず加える
  • 全粒粉のパンや玄米など、食物繊維が豊富な炭水化物を選ぶ
  • 必要に応じて甘いものも適量でプランに組み込む

食事量の管理

ジュブナイル糖尿病協会は、炭水化物カウント法を推奨しています。正確な食事量を把握し、速効型インスリンと組み合わせることで、糖尿病の子どもでも他の子どもと同じ量を食べられます。Joslin Diabetes Center の推奨は、1日のカロリーの内訳を「炭水化物40%、脂質30〜35%、たんぱく質20〜30%」としています。

薬剤とインスリン

速効型インスリンの導入により、生活制限が緩和され、血糖管理がしやすくなりました。インスリン投与量は、摂取した炭水化物量と予定される運動量・強度に直接比例します。インスリンと炭水化物の比率は、子どものケアチームが個別に設定します。

運動の重要性

定期的な身体活動はインスリン必要量を減らす効果がありますが、運動後の血糖は最大12時間低下し続けることがあります。そのため、頻繁な血糖モニタリングが必須です。急激な血糖低下は命に関わる危険があるため、運動プログラムを変更する際は必ずケアチームに相談し、子どもの血糖反応を把握しておくことが重要です。