糖尿病の食事療法:血糖コントロールと体重管理のポイント
米国の国立糖尿病センター(2007年)の調査によると、米国人口の約7.8%が糖尿病と診断されており、さらに約500万人が未診断です。糖尿病は膵臓から分泌されるインスリンの不足または機能不全により、血糖値が乱高下しやすくなる疾患です。適切な食事と体重管理により、2型糖尿病の進行を抑え、改善することが可能です。
炭水化物の選び方
炭水化物は脳のエネルギー源であるブドウ糖に変わりますが、すべての炭水化物が同じではありません。食物繊維が豊富な全粒穀物は消化吸収が緩やかで、血糖値の急上昇・急下降を防ぎます。以下の食品を積極的に取り入れましょう。
- オートミール、オートブラン、全粒粉パスタ、玄米、全粒粉クスクス、ライ麦パン
- 豆類(レンズ豆、ひよこ豆、黒豆など)
- ジャガイモなどの速効性炭水化物は、食物繊維が多い食品と組み合わせて血糖変動を緩和する。
タンパク質の摂取ポイント
タンパク質自体に炭水化物は含まれませんが、過剰な動物性タンパク質は脂肪も多く含むため注意が必要です。植物性タンパク質は低脂肪でおすすめです。
- 大豆製品(豆腐、テンペ、豆乳、豆チーズ)
- 豆類、エンドウ、ナッツ類
- 赤身肉や魚も適量で摂取し、1食あたりのタンパク質量は医師や管理栄養士と相談して決めましょう。
脂質の選び方
糖尿病患者はコレステロールや心血管リスクが高まります。飽和脂肪酸やトランス脂肪酸の摂取を控え、オメガ‑3 系や一価・多価不飽和脂肪酸を中心にした食事が推奨されます。
- 大豆油、キャノーラ油、ひまわり油、ゴマ油、オリーブオイル、サフラワー油、ピーナッツ油などの一価・多価不飽和脂肪酸
- ナッツ、アボカド、脂の多い魚(サーモン、マグロ、サバ)
- ステロール強化マーガリンや植物性ステロールサプリメント
- 油はカロリーが高く、1テーブルスプーン(約15 ml)で約120 kcal。適量を守りましょう。
食事は血糖コントロールの基礎です。自分に合った炭水化物・タンパク質・脂質のバランスを見つけ、定期的に血糖値をチェックしながら継続することが重要です。
