腸からふくらはぎの筋肉へ:グルコースが体内でたどる道
小腸での吸収
炭水化物が消化され、ブドウ糖はSGLT1輸送体を介して腸上皮細胞(エンテロサイト)に能動的に取り込まれ、血流へと入ります。
門脈と肝臓の一次通過
吸収されたブドウ糖は門脈を通り、直接肝臓に運ばれます。肝臓は血糖値の中心的な調整役です。
肝臓での代謝
肝細胞内で余剰のブドウ糖はグリコーゲンとして貯蔵され、血糖が低下するとグリコーゲン分解により再び血中に放出されます。
膵臓からのインスリン分泌
食後の血糖上昇はβ細胞を刺激し、インスリンが分泌されます。インスリンは筋肉や他組織の受容体に結合し、ブドウ糖の取り込みを促進します。
ふくらはぎ筋肉へのブドウ糖取り込み
インスリンの作用でGLUT4輸送体が筋細胞膜(サルコレマ)へ移動し、ブドウ糖が細胞内に取り込まれます。筋肉はブドウ糖を酸化してATPを生成するか、グリコーゲンとして蓄えます。
このように、腸で吸収されたブドウ糖は門脈→肝臓→インスリン調整を経て、最終的に筋肉のエネルギー源または貯蔵形態となります。
