マクロビオティックダイエットの基本と実践
マクロビオティック食は、食べるものの質や種類が身体と心の健康に直接影響すると考えられています。「マクロビオティック」はギリシャ語で「長寿」を意味し、日本の大沢宏一(ジョージ・オサワ)によって提唱され、禅仏教の思想と東洋の食事哲学を融合させ、食べ物の陰陽バランスが人の心身の調和に繋がるとされています。
重要性
マクロビオティック食は、自然で有機的、加工がほとんどされていない食品を最良とします。大地に近い食材ほど体・心・魂の健康を促すと信じられています。この食事法は主に菜食で、低脂肪・高食物繊維の食品を中心とします。全粒穀物、野菜、発酵大豆製品、スープを基本とし、魚や果物、ナッツ・種子は少量で取り入れます。調理は焼く・茹でる・蒸すが推奨され、よく噛んでゆっくり食べることが重要です。
陰陽食品の分類
陰陽のバランスはマクロビオティックの根幹であり、すべての食材は陰または陽に分類されます。分類は味・性質・体への影響で決まります。陰性食品は冷たく甘く、受動的とされ、陽性食品は熱く塩味が強く、活発とされます。極端に陰または陽に偏った食品は毒性があると見なされ、バランスを崩すため避けます。
特徴
主食は穀物と野菜で、陰陽の偏りが最も少ないと考えられます。全粒穀物(大麦、玄米、そば、きび、オート麦、ライ麦、小麦など)は食事の50~60%を占めます。新鮮な有機野菜(カボチャ、ブロッコリー、キャベツ、カリフラワー、ケール、芥子菜、玉ねぎ、ラディッシュ、カブ、カブの葉など)は25~30%を占め、残りの5~10%はスープや海藻、あずき、ひよこ豆、レンズ豆などの豆類です。
その他の特徴
年齢・性別・健康状態・季節・気候に応じて食事内容は調整されます。魚介類は少量を週数回取り入れ、リンゴ、アプリコット、ベリー、ブドウ、メロン、桃、梨などの果物も適度に摂ります。デザートは週数回、自然に甘い果実やナッツ、甘酒、麦芽糖、米シロップなどの天然甘味料で楽しめます。
注意点
刺激性が強く濃縮された食品や飲料は体のバランスを乱すとされ、避けるべきです。具体的にはアルコール、キャロブ、チョコレート、コーヒー、乳製品、卵、果汁、マンゴー、肉、パパイヤ、パイナップルなどの熱帯果実、家禽類、精製小麦粉、炭酸飲料、砂糖、紅茶や熱いスパイス類が含まれます。マクロビオティック食はすべての人に適するわけではなく、開始前に医師と相談することが重要です。過度に制限的になる可能性があり、必要な栄養素が不足する恐れがあります。
