トナリン(CLA)の使用と効果
概要
トナリンは、サフラワー油から抽出した共役リノール酸(CLA)を主成分とする商標名の栄養補助食品です。刺激剤を含まず、余分な脂肪を体内に蓄えるリポタンパク質リパーゼ酵素の働きを抑制し、減量をサポートします。減量目的での販売が中心ですが、その他の健康領域でも効果が期待されています。
脂肪減少
- 国際医学研究誌や米国臨床研究誌に掲載された研究では、CLAの摂取が体脂肪を有意に減少させ、軽度の体重減少を促すことが示されています。2007年の食品科学誌の報告でも、マウスにおいてCLAが体脂肪増加を抑制する効果が確認されています。
がん予防・抑制
- CLAは抗酸化作用を持ち、がん細胞の増殖を阻害すると考えられています。1980年代初頭のマイケル・パリザらの研究や、2002年のカナダ応用生理学誌の動物実験では、腫瘍成長抑制効果が報告されています。特に乳がん予防に関するパトリシア・マッソ=ウェルチ博士の2000〜2004年の研究では、CLA摂取が乳がん罹患率の低下と関連付けられています。
血糖・インスリン調整(糖尿病)
- 2003年の栄養学誌に掲載された動物実験では、CLAが非インスリン依存性糖尿病モデルの糖耐性低下を正常化することが示されました。トログリタゾンと類似したインスリン感受性改善作用が期待でき、二型糖尿病の治療補助として注目されています。
動脈硬化予防
- 2002年の栄養研究誌に掲載された研究では、ラットやウサギにおいてCLAがコレステロールと中性脂肪を低減し、動脈壁へのプラーク形成を抑制する可能性が示唆されています。
免疫機能向上
- 2001年の齧歯類実験では、CLAが免疫刺激によるカタボリック効果を軽減し、炎症反応を抑えることが報告されています。ウィスコンシン大学のマーク・クック博士とマイケル・パリザ博士の研究では、CLAを餌に与えた雛鳥がエンドトキシン曝露後のカタボリック変化が低下しました。
