肝臓への影響
経口ステロイドであるT‑Bolは、アルカリ化処理により肝臓のファーストパスを耐え、血流に吸収されます。この過程は肝臓に大きな負担をかけ、対策を取らなければ肝毒性・肝不全、最悪の場合は死亡に至ることがあります。ミルクシスルなどの肝保護サプリを併用し、肝機能を定期的にチェックすることが推奨されます。
自然テストステロンへの影響
T‑Bolを使用すると、体内の自然テストステロン産生が抑制されます。サイクルが長期化し、適切なポストサイクル療法(PCT)を行わないと、テストステロンの生成が停止し、性機能障害などの副作用が現れます。長期使用後の回復は遅れることがありますが、使用中は性機能障害は一般的に見られません。
その他の生理的影響
他の経口ステロイド同様、T‑BolはHDL(善玉)コレステロールを低下させ、LDL(悪玉)コレステロールを上昇させます。そのため血液検査でコレステロール値を定期的にモニタリングする必要があります。過剰投与で長期間使用したケースでは精巣癌が報告されていますが、これは極端な使用例です。成長期の若年者では成長阻害、男性型脱毛症のリスク増大、にきびの悪化も見られます。
心理的副作用
ステロイドの心理的影響はメディアで過大に報道されがちです。攻撃性や「ロイドレイジ」の発現率は研究によって0〜5%と低く、既に攻撃的な性格を持つ人に限られることが多いです。稀に躁状態や幻覚が現れることもありますが、一般的にはまれです。
女性への影響
ステロイドは女性に男性化(ヴィリリゼーション)を引き起こすことがあります。過剰な体毛、陰核肥大、声帯肥大による声の低下などが典型的です。T‑Bolは低用量であれば女性の筋肥大に効果的ですが、長期・過量使用は上記の男性化症状をもたらすリスクがあります。
