ビルベリー(ヨーロッパブルーベリー)の副作用と注意点
ビルベリー(ヨーロッパブルーベリー)は、ブルーベリーやハックルベリーに近縁の植物で、長年にわたり健康効果が評価されています。抗炎症作用が強く、抗酸化物質が豊富で、視力保護などの効果が期待されます。しかし、摂取に際しては以下のような副作用が報告されています。
抗凝血作用
ビルベリーに含まれるアントシアニジンは強い抗凝血作用を持ち、血液の凝固速度を遅らせます。血栓症の既往がある人や凝固障害の治療中の人は、症状が悪化したり、抗凝血薬の効果が減弱したりする可能性があります。
薬物相互作用
抗凝血作用のため、アスピリン、ワルファリン、ヘパリンなどの処方薬や、市販の非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs:モトリン、アドビル、アリーブ)と併用すると、出血リスクが高まります。服用中の薬がある場合は、医師や薬剤師に相談してください。
過剰摂取による毒性
ビルベリーの摂取量が480 mgを超えると毒性が確認されており、体内に有害な濃度が蓄積し、最悪の場合は死亡に至ることがあります。標準化抽出物の推奨用量は1回120〜240 mgを1日2回とされています。用量を増やす際は必ず医療従事者に相談しましょう。
アレルギー反応
稀にビルベリーに対してアレルギー反応が起こり、蕁麻疹、舌・唇・顔の腫れ、喉の締め付け感、呼吸困難などの症状が現れます。これらの症状が出た場合は直ちに医療機関を受診してください。
低血糖(低血糖症)
ビルベリーは血糖値を下げる作用があるため、糖尿病治療薬と併用すると低血糖を引き起こす恐れがあります。ジンジャー、フェヌグリーク、にんにくなど、同様に血糖降下作用を持つハーブとの併用でも注意が必要です。
妊娠・授乳・小児への注意
ビルベリーが胎児や乳児に与える影響は明らかにされていません。そのため、妊娠中・授乳中の方や小児への使用は、必ず医師と相談した上で行ってください。
