ハーバライフの歴史

マーク・ヒューズの背景

1970年代、カリフォルニア州リンウッドで、16歳のマーク・ヒューズは薬物問題で問題児宿舎に送られました。そこで彼は自然な営業才能を発揮し、宿舎の資金調達のために抽選券を販売しました。18歳になると同施設のマーケティング・コンサルタントに雇われ、同年に母親がダイエット薬の過剰摂取で亡くなったことが、ハーブベースの安全な減量法への関心を高めました。

ハーバライフ創業

1979年、ヒューズは栄養学博士のリチャード・マルコーニ医師と提携し、ハーブ由来の減量サプリメント「ハーバライフ」を開発しました。製品は自家用車で販売され、食事は1日1食、さらに最大20種類のビタミンやサプリメントで補うというプランが提案されました。創業初年度の売上は200万ドルを超えました。

マルチレベルマーケティング(MLM)

1980年代半ばには年商5億ドルを超え、販売はディストリビューター網に依存しました。ディストリビューターは新規販売員の紹介で手数料を得る仕組みでしたが、1984年に米国食品医薬品局(FDA)がハーバライフに対し、MLM構造や根拠のない医療効果の主張に関する苦情をまとめた報告書を公表しました。

法的トラブル

1985年、カナダ司法省は虚偽広告や裏付けのない医療主張で同社に訴訟を提起しました。ハーバライフは米国FDAと保健福祉省(HHS)を名誉毀損で訴え返す一方、FDAはヒューズ個人に対し、製品に関連したとされる5件の死亡事故で民事訴訟を起こしました。これらの騒動はメディアで大きく取り上げられ、売上に深刻な影響を与えました。

1980年代後半から現在まで

1986年にFDAとの訴訟が和解し、同社は300万ドルの損失を計上しました。和解条件として、問題のあった製品の販売停止と、健康被害と関連した成分の置換が義務付けられました。その後、ヒューズは事業を国際展開させ、1993年には売上7億ドル、2003年には13億ドルに達しました。現在もFDAや各国の規制当局からの調査や訴訟が続くものの、ハーバライフは新製品の開発で市場シェアを維持しています。

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