ヘマトコッカス藻のアスタキサンチンでしわを防ぐ方法
しわは加齢とともに現れる皮膚の欠損です。皮膚の老化は、紫外線や喫煙、遺伝的要因などさまざまな刺激で引き起こされ、酸化ストレスが大きく関与しています。酸化が進むと細胞は損傷し、細胞分裂のたびにテロメアが短くなります。テロメアが短くなるとDNAが酸化や損傷を受けやすくなり、結果として肌のハリが失われしわが目立ちます。
アスタキサンチンとは?
アスタキサンチンは極めて強力な抗酸化剤です。オリフレームのデータによれば、ビタミンCの約500倍、βカロテンの約10倍の抗酸化力を持ちます。植物では太陽エネルギーを吸収し、光からのダメージを防ぐ役割を果たしています。酸化された電子を受け取っても自らは酸化されない構造を持つため、体内での酸化防止に非常に有効です。
ヘマトコッカス藻がアスタキサンチンを産生する理由
ヘマトコッカス藻は、強い日光や乾燥といった過酷な環境に晒されると、自己防衛のためにアスタキサンチンを大量に合成します。まず栄養・水分・適度な光のもとで育成し、続いて水分と栄養を除去した状態で強い光を当てると、乾燥バイオマス1kgあたり40g以上のアスタキサンチンが生成されます。
アスタキサンチンはしわを減らすか?
山下らの臨床試験では、1日4mgのアスタキサンチンを4週間摂取した女性は、プラセボ群と比較してしわの深さと数が有意に減少しました。また、毛のないラットにUV照射後、アスタキサンチンを含む外用液を塗布したところ、しわの形成が顕著に抑えられたという実験結果も報告されています。
アスタキサンチンが肌質を向上させる仕組み
アスタキサンチンは炎症を抑制し、コラーゲン生成を促進、皮膚の弾力性とハリを高めます。さらに、酸化ストレスからDNAを保護し、皮膚がんリスクの低減にも寄与するとされています。従来のスキンケア製品が表面的なダメージを隠すのに対し、アスタキサンチンは根本的に細胞レベルでの修復と予防を実現します。
アスタキサンチンのその他の健康効果
皮膚以外でも、アスタキサンチンはLDLコレステロールの酸化防止、免疫細胞(抗体産生細胞)の増加、アルツハイマー病やパーキンソン病などの神経変性疾患リスク低減に効果があると報告されています。また、βカロテンを上回る抗がん作用も示唆されています。
