ビタミンを摂取して病気や疾患を予防できるのか?
ビタミンはすべての苦しみを取り除くものではありませんが、健康に大きく貢献します。医療専門家の間では効果の程度に議論がありますが、ビタミンやミネラルは一定の範囲で身体機能を向上させ、特定の疾患の予防に役立つことが分かっています。栄養や薬の唯一の供給源として頼りすぎるべきではありませんが、病気予防の補助として有効です。
がん
「Prevention」誌の『ビタミンで治す:日常の健康問題や重篤な疾患に最も効果的なビタミン・ミネラル療法』によると、がんの約半数は特定のビタミンの摂取で予防できる可能性があります。ビタミンC、ビタミンE、セレン、β-カロテン、葉酸(ビタミンB9)はがんから体を守ります。ビタミンCは細胞を保護し免疫を高め、ビタミンEとセレンは細胞内部と外部をそれぞれ守ります。β-カロテンは前がん細胞の進行を遅らせ、細胞障害を逆転させることもあります。葉酸は細胞のがん化を防ぎます。
うつ病
うつ病はビタミン不足と関連することがあり、サプリメントが有効な場合があります。B群ビタミンは感情の安定に寄与し、うつ症状の改善にプラスの効果があります。ビタミンCの重度欠乏もうつに影響し、ビタミンCは免疫機能を高めるため、うつ状態の人の免疫低下を補います。
老化
フリーラジカルは環境中に存在する有害な分子で、電子を奪い体を老化させます。太陽光や大気汚染など、あらゆる環境にフリーラジカルは存在し、完全に回避することはできません。
骨粗鬆症
骨粗鬆症は骨が脆くなり骨折しやすくなる状態です。骨密度を維持・向上させるにはカルシウムが不可欠です。カルシウムの吸収にはビタミンDが必要で、ビタミンDを活性化させるためにマグネシウムが重要です。これらのビタミンとミネラルが協働して骨の健康を支え、骨粗鬆症の予防に寄与します。
脱毛
平均的な人は1日約100本の髪が抜けますが、これを超える脱毛、特に女性の場合はビタミンやミネラルの不足が原因となります。鉄分は新しい髪の成長に必須で、吸収を高めるためにビタミンCと併せて摂取することが効果的です。ビオチン、葉酸、亜鉛も髪の健康を保つために必要な栄養素です。
