減量のためのアコンプリア(リモナバント)
機能
サノフィ・アベンティス社によると、アコンプリアは脂肪結合薬とされ、食事中の脂肪と結合して腸からの吸収を阻害します。また、脳内のカンナビノイド受容体を遮断し、食欲を抑える効果もあります。
歴史
アコンプリアはイギリスとドイツで最初に上市され、2006年に約40か国で販売が開始されました。しかし、欧州医薬品庁(EMA)は2008年に精神疾患リスクを指摘し、市場からの撤退を勧告。製造元は同年に販売を中止しました。
臨床試験
コロンビア大学で行われた1年間の臨床試験では、アコンプリアを服用した肥満・過体重者は、服用しなかった群に比べて平均10.5ポンド(約4.8kg)多く体重が減少しました。両群とも健康的な食事指導を受け、体脂肪減少や血中の悪玉コレステロール低下、善玉コレステロール上昇が認められました。
理論・考察
しかし、薬の服用を中止すると体重は元に戻り、効果は薬剤が体内にある間だけ持続することが示されました。また、精神障害のリスクも報告されています。
警告
米国食品医薬品局(FDA)はアコンプリアを承認しておらず、米国内での使用は認められていません。長期安全性を確認するためには最低2年間の追跡調査が必要ですが、これが実施されていませんでした。さらに、精神的副作用に加えて、痙攣などの神経系障害も報告されています。
