高タンパク質食と頻尿の関係
体内の水分量
人間の体は約2/3が水で構成され、体重160ポンド(約73kg)の人は約12ガロン(約45リットル)の水分を含みます。水は血液、細胞間・細胞内、筋肉・骨、脂肪にも存在し、重要な栄養素です。薬の服用や水分摂取量、そして高タンパク質食は体重に大きく影響します。
炭水化物:エネルギーの第一選択肢
体は炭水化物と脂質を主にエネルギー源として利用します。炭水化物はタンパク質よりも効率的にエネルギーに変換でき、肉や乳製品といったタンパク質はコストが高く、主に筋肉修復やホルモン・酵素の合成、血液のpH調整に使われます。炭水化物が不足すると、体は脂質をエネルギーに変え、タンパク質を重要な機能に温存しようとします。
ケトン体の生成
脂質を主なエネルギー源として利用すると、ケトン体が生成されます。脂肪からエネルギーを得るには少量のグルコースが必要ですが、十分なグルコースがないと脂肪代謝が途中で止まり、ケトン体が作られます。筋肉や一部の組織はケトン体をエネルギーとして利用できますが、使用できる量は限られています。
ケトーシスの症状
ケトーシスを防ぐには、1日あたり最低でも50〜100gの炭水化物が必要です。これ以下になると血中にケトン体が蓄積し、吐き気、倦怠感、食欲不振、血液pHの低下による致死的なケトアシドーシス、口臭などの症状が現れます。体は余分なケトン体を尿として排出しようとするため、頻尿となり脱水が進みやすくなります。そのため、高タンパク質食では多量の水分摂取が推奨されます。
安全性と効果の問題
高タンパク質食を減量目的で続けることは、安全性も長期的な効果も保証されません。ケトーシス状態で食欲が低下し食事量が減ることはありますが、脱水による疲労でエネルギー消費も減少し、結果的に代謝が低下します。
