原因不明の体重減少とは?
体重の変動はある程度自然なことですが、6〜12か月の間に体重が10ポンド(約4.5kg)以上、または体重の5%以上減少した場合は、健康上の問題が潜んでいる可能性があります。メイヨークリニックでもこのような減量は詳しい検査が推奨されています。
食事と運動レベル
成人は1日あたり1,500〜3,000kcalを消費します。摂取カロリーが減少したり、運動量が増えると、原因不明の体重減少が起こりやすくなります。たとえば、運動で1日400kcal以上消費したり、低脂肪・低糖質の食事に切り替えると、総摂取エネルギーが大幅に減ります。
薬の使用
市販薬や処方薬の中には体重減少を引き起こすものがあります。抗うつ薬や経口避妊薬などが代表例です。服用中の薬の副作用を確認し、体重が減り続ける場合は医師に相談しましょう。
甲状腺機能亢進症(バセドウ病)
甲状腺が過剰にホルモン(チロキシン、トリヨードサイロニン)を分泌すると、基礎代謝が上がり、エネルギー消費が増加します。その結果、急激で持続的な体重減少が起こります。診断は医師による身体検査と血液検査で行われます。
感染症
結核やエイズ関連の慢性疾患は、嘔吐や下痢による体液喪失で体重が減少します。また、ジアルジア症のような腸内寄生虫感染も下痢を引き起こし、体重減少の原因となります。汚染された湖や川の水を飲まない、野菜や果物を十分に洗うことでリスクを低減できます。
がん・消化器疾患
大腸がん、肺がん、白血病などの悪性腫瘍は、腸からの栄養吸収を妨げるだけでなく、体が病気と闘うためにエネルギーを多く消費します。その結果、食事量が増えても体重が減少しやすくなります。
メンタルヘルス
うつ病や不安障害、神経性食欲不振症(拒食症)や過食症は、食事の選択や摂取量に影響を与え、体重減少につながります。精神的なストレスや不安が原因と考えられる場合は、カウンセリングや適切な治療で精神状態を改善することが体重回復の第一歩です。
