ピンワーム(回虫)を除去する方法は?

症状と診断

回虫は腸内に生息する小さく白い虫で、子どもに特に多く見られます。主な症状は肛門周辺のかゆみで、かゆみが原因で寝返りが多くなったり、睡眠が妨げられます。子どもがベッドで寝返りを打ち、夜間に尿漏れ(夜尿)を起こすこともあります。

診断は次の方法で行います。

  • 夜間、子どもの肛門周辺を懐中電灯で確認し、虫が見えるか観察する。
  • テープテスト:透明テープを肛門周辺の皮膚に貼り付け、医師に持参して顕微鏡で虫卵の有無を確認する。

薬物治療

診断が確定したら、治療は比較的簡単です。主に以下の2種類の経口薬が処方されます。

  • メベンダゾール(商品名:Vermox)
  • ピランテル(商品名:Pin‑X、Pin‑Rid)

いずれも2回服用し、2週間間隔で投与します。市販薬もありますが、妊娠中・授乳中の女性や2歳未満の子どもは必ず医師に相談してください。家族全員が同時に治療を受けることもあります。

家庭での対策と予防

回虫は非常に感染力が強いため、再感染防止が重要です。以下の対策を日常的に行いましょう。

  • 寝具やタオルは熱湯で洗濯する。
  • 爪は短く切り、こまめに手洗いを徹底する。子どもには楽しい石鹸を使わせると効果的。
  • 肛門周辺を掻かないよう指導し、下着は頻繁に交換する。
  • かゆみが続く場合は、かゆみ止めクリームを使用して掻く回数を減らす。
  • 寝室のブラインドやカーテンを昼間に開け、光にさらすことで卵が死滅しやすくなる。

適切な薬物治療と衛生管理を行えば、回虫はすぐに駆除できます。

子供の健康 - 関連記事