幼児の白癬(リングワーム)について

幼児の白癬は虫ではなく真菌が原因です。主に他の感染した子どもや、感染した猫・犬から感染します。白癬は皮膚(体部白癬)、頭皮(頭部白癬)、足(足白癬=水虫)、股部(股部白癬)や爪(爪白癬)に現れますが、幼児では体部と頭部の感染が特に多いです。真菌は非常に感染力が強く、感染者や触れた物、ペット、土壌を介して簡単に広がります。

症状

  • 皮膚の白癬は、赤い潰瘍として始まり、次第に鱗屑ができかゆみを伴い、感染部位の周囲に赤いリングが形成されます。
  • 頭皮の白癬は、皮膚の白癬と似た病変ができ、フケ状の鱗屑と脱毛が見られ、はげ斑や抜け毛が生じます。

治療法

  • 体部の白癬は、市販の抗真菌クリームや軟膏で治療できますが、完全に治癒するまでに2〜4週間かかります。
  • 頭皮の白癬は治癒に時間がかかり、グリセオフルビンなどの経口抗真菌薬を6〜8週間服用します。ケトコナゾール配合シャンプー(例:ニゾラール)やセレン化合物シャンプー(例:セルサン)を週2回使用すると回復が早まります。

予防・対策

  • 白癬は完全に防ぐのは難しいですが、子どもが共有する物(タオル、衣類、ヘアブラシなど)を清潔に保ち、定期的に消毒することが有効です。
  • 個人用のタオルや衣類は共有せず、使用後は高温で洗濯するよう指導しましょう。

誤解されやすい点

  • 足の白癬(足白癬)は非常に感染力が強いですが、思春期前の子どもに起こることは稀です。足にかゆみを伴う赤い発疹がある場合は、接触性皮膚炎や幼児性足底皮膚炎の可能性があり、小児科医の診断が必要です。

留意点

  • 幼児が白癬に感染した場合、治療開始まで他の子どもとの接触を最小限に抑えます。治療中は保育園や学校へ通うことは可能ですが、症状が改善しても処方された薬は全て使用し切ることが重要です。

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