小児の胃痛(腹痛)の原因は?
小児の胃痛(腹痛)は、乳児から学童までよく見られる症状です。子どもは痛みを言葉で伝えにくいため、保護者は行動や食事、排便の変化に注意が必要です。以下は、Mayo Clinic、米国国立医学図書館、Nemours Foundation、米国家庭医学会の情報を基にした主な原因です。
1. 疝痙攣(コリック)
- 授乳やミルクを飲んだ後に、午後遅くや夕方に痛みが強くなることがあります。酸逆流が原因のこともあります。
- 授乳中に赤ちゃんを立て抱き、頻繁にゲップをさせ、母乳の場合は母親の食事を見直すと改善することがあります。
2. 食べ物による影響
- 特定の食材にアレルギーや不耐性(乳糖、グルテンなど)があると、腹痛を起こします。
- 果汁、炭酸飲料、トマト製品など酸性の食品を多く摂取すると、胃酸逆流で痛みが出ることがあります。
3. ガスの溜まり
- 食事が速すぎたり、空気を飲み込んだりすると、胃にガスがたまり、げっぷや腹痛を引き起こします。
- 慢性的な便秘や排便を我慢することも、ガスがたまりやすくなります。
4. 感染症
- ウイルス性胃腸炎(いわゆる「胃腸風邪」)では、腹痛、嘔吐、下痢が同時に現れます。
- インフルエンザや水痘などのウイルス感染でも、数日から1週間以上続く腹痛が起こります。
- サルモネラなどの細菌感染は、保育園や汚染された食品を通じて広がり、腹痛を伴います。
5. 腸重積(いんたッサクション)
- 腸が一部他の腸に入り込むことで腸閉塞が起こり、急激で激しい腹痛が特徴です。
- 痛みは突然現れ、数分で緩和することもありますが、再発しやすいです。
6. 基礎疾患・その他の医療的要因
- 過敏性腸症候群、クローン病、憩室炎などの腸疾患が原因になることがあります。
- 鎌状赤血球病やヘルニアなど、全身的な病気でも腹痛が続くことがあります。
