幼稚園児がいびきをかく原因とは

米国睡眠財団(National Sleep Foundation)の推計によると、子どもの約10%がほぼ毎晩いびきをかいています。たまにいびきをかくのは自然なことですが、頻繁にかく場合は何らかの健康問題が隠れている可能性があります。主な原因としては、アレルギー、上気道感染症、扁桃腺・アデノイドの肥大、睡眠時無呼吸症候群(SAS)などが挙げられます。いずれも治療が可能で、症状の重症度はさまざまです。お子さんが定期的にいびきをかく場合は、医師に相談して原因を特定し、適切な治療を受けましょう。

アレルギー

  • 花粉、カビ、ペットの毛などの外部刺激に対する体の反応で、鼻づまりを引き起こすことがあります。鼻づまりは夜間に悪化しやすく、いびきの原因となります。
    治療法としては、抗ヒスタミン薬や去痰薬、鼻洗浄、免疫療法(アレルギーショット)などがあります。放置すると中耳炎のリスクが高まります。

上気道感染症

  • 風邪や気管支炎などの上気道感染は、鼻や喉の粘膜が腫れ、気道が狭くなるためいびきを誘発します。感染の種類や症状に応じて、医師は抗生物質、ステロイド、去痰薬、抗ヒスタミン薬などを処方することがあります。

扁桃腺・アデノイド肥大

  • 扁桃腺とアデノイドは喉の奥にある免疫組織で、感染に対抗しますが、風邪や他の感染症の後に肥大することがあります。肥大は閉塞性睡眠時無呼吸のサインでもあります。自然に改善しない場合は、外科的に除去(扁桃腺・アデノイド切除術)が検討されます。

睡眠時無呼吸症候群(SAS)

  • 小児の睡眠時無呼吸は、睡眠中に気道が狭くなることで頻繁に呼吸が止まる状態です。原因は扁桃腺・アデノイド肥大や顔面骨格の問題などがあります。診断には睡眠ポリグラフ検査が必要です。
    治療は原因に応じて、手術による扁桃腺・アデノイド除去、顔面矯正、またはCPAP(持続的気道陽圧)装置による気道確保が行われます。

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