子どもの心臓の動悸(ドキドキ)の原因は何ですか?
心拍の乱れ(動悸)は、胸がドキドキしたり不規則に鼓動を感じる症状です。子どもでも動悸は起こりますが、原因はさまざまで深刻なものから一過性のものまであります。お子さんが動悸を訴える場合は、呼吸困難・胸痛・めまいなどの他の症状の有無も医師に伝えましょう。
動悸の概要
小児科での定期健診や診察時に、ストレスや緊張から一時的に動悸が見られることがあります。医師は「心拍数が速くなる、または不規則になる状態」を総称して動悸と呼びます。
早期収縮(早期心拍)
早期心拍は子どもの動悸の最も一般的な原因です。心臓の電気信号が洞結節よりも早く刺激されることで、余分な拍動が起こります。多くの場合、子どもは自覚しませんが、めまいや失神を伴うこともあるため、医師の診断が必要です。
不整脈の種類
- 上室性頻拍(SVT):心臓の上部に異常な電気回路ができ、数分間だけ速い心拍が続くことがあります。1時間以上続く場合は注意が必要です。
- 心室性頻拍(VT):心室から発生する不整脈で、動悸に加えて失神や倒れる危険があります。
考慮すべき要因
動悸は以下のような状況でも起こります。
- 強いストレスや不安
- 激しい運動や体力的負荷
- 他の基礎疾患と併発している場合
重篤な心臓疾患の可能性
稀に、動悸は構造的な異常や重篤な心疾患のサインであることがあります。主な疾患は以下の通りです。
- 僧帽弁逸脱(MVP)
- 心筋症(心筋の肥大や拡張)
- 先天性心室中隔欠損などの先天性異常
原因を特定するために、小児科医は心電図(EKG)やイベントモニターによる心拍記録を指示することがあります。
