友人が健康に与える影響とは
自分の健康は住環境や経済状況だけでなく、身近な友人やサポートネットワークの影響も大きく受けます。友人と過ごす時間が長いほど、その行動や言葉を無意識に取り入れ、心身の状態に影響を与えることがあります。
メンタルヘルス
友人から継続的に否定的な言葉を浴びせられると、自己肯定感が著しく低下し、体型や外見に対する不安が生じることがあります(KidsHealth.org)。逆に、外見や人格を称賛してくれる友人は、精神的な安定や幸福感を高め、メンタルヘルスにプラスの効果をもたらします。
身体的健康
友人の体重変化は自分の体重にも影響します。ハーバード医科大学のニコラス・クリスタキス博士らが2007年に『New England Journal of Medicine』で報告した研究によると、友人が肥満になると自分が肥満になるリスクが57%上昇します。一方で、友人がダイエットや運動を始めると、自分も同様の行動を取る可能性が高まります。
悪習慣
同じ研究チームは2010年に、飲酒習慣にも友人の影響が強いことを示しました。友人や家族が頻繁に飲酒する人は、飲酒量が多くなる確率が約50%高くなります。特に女性の飲酒行動は、周囲の友人に与える影響が男性より大きいとされています。
気分・孤独感
身近な友人が孤独感を抱えると、自分も同様に孤独を感じやすくなります。シカゴ大学のジョン・カチオッポ博士が2009年に行った研究では、孤独な友人がいると自分が孤独になるリスクが52%上昇すると報告されています。孤独はうつ病、アルコール依存症、心臓病、免疫力低下など、さまざまな健康リスクと関連しています。
以上のように、友人の言動は心身の健康に直接的・間接的に影響します。ポジティブな関係を築くことで、自分自身の健康も向上させることができるでしょう。
