閉経期の赤く熱い耳(ホットフラッシュ)について
特徴
ホットフラッシュが起きると、酸素を多く含んだ温かい血液が外耳に流れ込み、耳が赤く熱くなります。顔が赤くなるような血管拡張と同じ現象で、場合によっては痛みを伴うこともあります。
赤い耳症候群(Red Ear Syndrome)
交感神経の機能障害により耳への血流が過剰になると、耳が赤くなる「赤い耳症候群」と呼ばれる状態が起こります。閉経期の女性だけでなく、男性や閉経していない人でも見られることがあります。
エストロゲンと薬剤の影響
閉経前後にエストロゲンが減少すると、全身にホットフラッシュが起こりやすくなります。また、服用している薬や生活習慣も影響します。例えば、乳がん治療に用いられるタモキシフェンを使用していると、強いホットフラッシュが起こることがあります。体格や喫煙習慣もホットフラッシュの強さに関与します。
体温調節のメカニズム
視床下部が体温調節の中枢です。エストロゲンが低下すると視床下部が混乱し、血管拡張や心拍数増加、発汗が促されます。その結果、皮膚温度が約6℃上昇し、耳も熱く赤くなることがあります。
対処法・治療
耳が赤く熱くなる症状が日常生活に支障をきたす場合、医師はβ遮断薬(心臓や血圧の治療に使われる薬)を処方することがあります。
