パラガードIUD除去手順と注意点
パラガードIUDの除去
パラガードIUDは、T字型のプラスチックフレームに銅が巻かれた避妊用デバイスです。医師が診療室で簡単に挿入し、最大10年間子宮内に留まります。使用期限が過ぎた場合や本人の希望で除去する際は、婦人科医または家庭医が比較的痛みの少ない手順で除去します。
除去手順
ほとんどの場合、除去は簡単で短時間で完了します。挿入時にデバイスに付属した細い糸が子宮頸部の外側に残っており、これが除去の主な手段となります。
医師は開口器(スペキュラム)を使用して膣を開き、頸部を確認します。糸が見えたら、優しく引っ張りながらIUD本体を引き出します。T字の横腕が上向きに折れ、デバイスは縦方向に変形し、子宮口(cervical os)を通って取り除かれます。
除去後、医師はデバイスが完全に回収されたか確認します。
除去後の経過と注意点
除去時に軽い不快感を感じることがありますが、通常は軽微です。除去後数時間から数日間、軽い点血が出ることがありますが、自然に止まります。
パラガードはホルモンを含まないため、除去後すぐに妊娠可能です。妊娠を希望しない場合は、ピル、コンドーム、膣リングなど他の避妊法を使用してください。
埋没(デバイスが子宮壁に埋まるケース)
稀にIUDが子宮組織に埋まることがあります。この場合、外科的に除去する必要があります。
子宮鏡(ヒステロスコープ)という小型カメラと電気凝固装置を備えた機器を用いて、子宮内に挿入し埋没したIUDを確認・切除します。局所麻酔を行うことが一般的です。
手術後は軽い不快感や膣出血が数日続くことがあります。医師の指示に従い、性交やタンポンの使用再開時期を確認してください。
