分娩室の役割と責任
子宮収縮の観察
- 分娩室の看護師は、母親の子宮収縮の頻度、強さ、持続時間を記録します。収縮が強くなり、間隔が短くなり、歩行で緩和できなくなると、出産が近いことが分かります。
- 母体の体液の色も分娩の進行を示します。ピンクや血が混じった分泌物は陣痛開始のサインで、他の色はまだ時間があることを示します。
胎児の位置確認
- 安全でスムーズな分娩のためには、赤ちゃんが頭位・顔が下向きで産まれることが理想です。臀位(お尻先出)や逆子(顔上向き)になると分娩が困難になることがあります。医師や看護師は母体内で赤ちゃんを回転させる操作を試み、自然に回転することもあります。臀位の場合は帝王切開が必要になることがあります。
母体の準備
- 医療スタッフは母親のバイタルサイン(呼吸数・心拍数など)をモニタリングし、必要に応じて鎮痛薬を投与します。また、静脈点滴や消毒などの処置を行います。
出産のサポート
- 看護師や医師は、呼吸や出産時の押すタイミングを指示し、励ましながら分娩をサポートします。初産の場合、平均的な陣痛時間は8〜14時間です。医療スタッフは母子に起こり得る合併症にも迅速に対処します。
新生児の評価
- 出生後1分と5分でAPGARスコアを測定し、必要に応じて10分時点でも再評価します。APGARは「Appearance(外観)」「Pulse(脈拍)」「Grimace(顔面反応)」「Activity(筋緊張)」「Respiration(呼吸)」の頭文字です。各項目は0〜2点で評価し、低得点の赤ちゃんは酸素投与などの追加ケアが必要です。
