閉経は、閉経前期(ペリメノパウス)、閉経期、閉経後期(ポストメノパウス)の3つの段階に分けられます。ペリメノパウスは月経は続くもののホルモンが大きく変動する期間、閉経期は12か月間月経が止まった状態、そしてその後が閉経後期です。閉経後期ではホルモンの上下動が収まり、体内のホルモンバランスが安定します。

ホルモン

  • 閉経後になると、卵巣からのプロゲステロン産生は停止します。エストロゲンは「正常」レベルの約40%に低下し、血中の卵胞刺激ホルモン(FSH)は上昇します。FSHは下垂体から分泌される糖タンパク質ホルモンです。

症状

  • 閉経後期で最も一般的な変化は、ペリメノパウスや閉経期に見られた症状(ムードスイング、ホットフラッシュ、不眠など)が徐々に消失することです。ただし、体重増加や髪の毛が細くなるといった変化は続くことがあります。

影響

  • エストロゲンの低下は心血管疾患のリスクを高めます。冠動脈疾患や高血圧、不整脈が起こりやすくなるほか、骨密度の低下による骨粗鬆症や尿失禁のリスクも増加します。

治療・対策

  • ペリメノパウスや閉経期の薬物療法とは異なり、閉経後期のケアは生活習慣が中心です。バランスの取れた食事、毎日の適度な運動、禁煙は最も重要な要素です。また、高血圧や高コレステロール、骨粗鬆症などの既存疾患は医師の指示に従って継続的に管理しましょう。

予防・チェック

  • 生殖年齢が過ぎても、定期的な健康チェックは欠かせません。身体検査、マンモグラム、血圧測定、子宮頸がん検査(パップテスト)、コレステロール検査などを定期的に受けることで、早期発見・早期治療が可能になります。