液体過負荷(過剰体液)の後期症状
液体過負荷(体液過剰、血液量過多)は、血液中の体液が過剰になる状態です。過剰な体液は日常生活を困難にし、早期の医療介入が必要です。以下に、後期症状とその特徴を示します。
浮腫(むくみ)
浮腫は主に手や足、足首に見られます。足や脚に現れる場合は末梢浮腫と呼ばれます。疾患によっては、細胞間質(血管外)の間に体液がたまり、圧迫するとへこみが残る「凹み浮腫(pitting edema)」が観察されます。腎臓、肝臓、心臓の全身性疾患が主な原因です。
高血圧
高血圧は心筋梗塞や脳卒中のリスクを高める深刻な状態です。症状としては鈍い頭痛、めまい、鼻血などがありますが、これらは血圧が危険なレベルに達したときに現れます。腎機能障害、副腎腫瘍、特定の薬剤や違法薬物が原因となります。
ヘモグロビンとヘマトクリットの低下
ヘモグロビンは赤血球内の酸素運搬タンパク質で、正常値は男性で14〜18 g/dL、女性で12〜16 g/dLです。体液が過剰になると血液が希釈され、ヘモグロビンやヘマトクリットが低下し、貧血様状態になります。ヘマトクリットは血液全体に占める赤血球の割合で、男性は40〜54%、女性は36〜48%が正常です。
肺うっ血(肺水腫)
肺うっ血は肺胞に体液が過剰にたまる状態で、呼吸困難、過度の発汗、溺れるような感覚、呼吸時のゴボゴボ音、皮膚の蒼白、息切れ、喘鳴などが現れます。原因は肺の直接損傷、特定薬剤の副作用、重度外傷などです。
