大人向け連邦低所得者医療保険(メディケイド)
1965年に創設された連邦政府の医療保険プログラム、メディケイドは低所得者を対象に提供されています。2011年のデータによれば、約5,300万人がメディケイドの恩恵を受けており、2010年の医療保険改革(ACA)により、今後さらに多くの米国民が加入できるよう拡大が進められています。収入や資産が限られた方にとって、メディケイドは包括的な保障と、自己負担がほぼゼロ、または極めて少額である点が大きな魅力です。
資格要件
- メディケイドは連邦と州が共同で資金提供する制度です。低所得を基準にした資格は、各州が定める収入・資産基準を満たす必要があります。
- 例:アラスカ州では、子ども1人を持つ大人2人の世帯は、世帯総収入が3,009ドル(連邦貧困線の185%)までであれば低所得者向けメディケイドの対象となります。一方、コロラド州では同様の世帯は収入が連邦貧困線の100%以下でなければなりません。
保障内容
- すべての参加州は、以下の必須サービスをカバーすることが義務付けられています:入院医療、診療所受診、産前・産後ケア、検査・放射線、透析、看護施設など。
- 州によっては、処方薬、歯科、眼科、カイロプラクティックといった任意の追加サービスも提供しています。
申請方法
- 各州の保健・福祉部門で、対面、郵送、またはオンライン(州により異なる)で申請できます。
- 必要書類は、身分証明書、社会保障番号、州在住証明、米国市民権の証明、収入・資産に関する情報です。
- 審査には数週間かかることがありますが、承認されれば申請日前の最大3か月分が遡って適用されることがあります。
考慮すべき点
- 連邦政府は低所得成人向けの他の保険支援を提供していませんが、ACAの規定により2014年1月以降、メディケイドの対象外で雇用者提供保険にも加入できない層に対し、民間保険の保険料を補助する税額控除が適用されます。
- この税額控除は、世帯収入が連邦貧困線の100%~400%の範囲にある低・中所得世帯が対象です。
