フロリダ州のメディケア補足保険(Medigap)プラン概要
1965年に制定された社会保障法に基づき創設されたメディケアは、当初A部(病院保険)とB部(医療保険)の2つのパートから構成されていました。A部・B部は自己負担額(コペイ、コインシュランス、免除額)が多く、これらを補うために多くの高齢者がメディケア補足保険(メディギャップ)を利用しています。全国で標準化されたプランですが、各州が販売許可を出すプランを決定します。フロリダ州では2023年時点で10種類のメディギャッププランが認可されています。
コアベネフィット
- フロリダで販売されるすべてのメディギャップは、以下の基本的な給付を必ず含みます。
- 年間最大3パイントの血液輸血費用の合理的な負担
- A部入院時のコインシュランス費用のカバー
- 入院日数の最大365日分の追加カバー
- A部ホスピスケアのコインシュランス
- B部医療サービスのコインシュランス
- 最も低価格なプランAは、これらコアベネフィットのみを提供します。
追加ベネフィット
- コアベネフィットに加えて、C・D・E・F・G・K・M・N などのプランでは、以下の追加給付が受けられます。
- 熟練看護施設(SNF)利用時のコインシュランス
- A部の免除額(デダクタブル)カバー
- プランF・GはB部の医師費用超過分(Excess Doctor Fees)をカバー
- C・D・E・F・G・M・N は、米国外での緊急医療に対する旅行保険(Foreign Travel Emergency)を提供
費用負担(コストシェアリング)
- 一部プランはコストシェアリングを採用し、月額保険料を抑えています。
- プランKは給付の50%、プランLは75%をカバーし、年間自己負担上限が設定されています。
- 2010年に導入されたプランNは、基本的に100%カバーですが、診療所や救急室での入院なしの受診時に自己負担(コペイ)が必要です。
プランF
- プランFは、現在提供されているすべてのベネフィットを網羅する唯一のフロリダ州プランです。そのため保険料は最も高額になります。
- 保険料を抑えるために、高免除額(High‑Deductible)版のプランFも用意されています。2023年の高免除額は年間2,000米ドルです(毎年見直しあり)。
メディケア・セレクト(Medicare Select)
- フロリダ州では、一部のメディギャッププランをHMO形式の「メディケア・セレクト」として提供できます。加入者は指定ネットワーク内の医療機関を利用しなければならず、ネットワーク外でのサービスは原則カバーされません。
- 2023年6月1日現在、フロリダでメディケア・セレクトとして販売できるプランはCとFのみです。
