メディケア・パートDでカバーされる医薬品とその補償額は?
メディケア・パートDは、処方薬専用の保険です。パートDの給付は、オリジナルメディケア(パートA・B)に追加できるスタンドアロン型プラン、またはパートA・Bの給付を統合した民間保険会社が提供するメディケア・アドバンテージ(パートC)を通じて受けられます。販売形態が民間保険会社によるため、プランごとに細部が異なることがあります。
標準控除額(デダクティブル)
多くのパートDプランは年額の控除額が設定されており、保険の給付が開始される前に受給者が支払う必要があります。控除額は保険会社やプランにより異なりますが、2011年時点で標準的な控除額は約310ドルでした。すべてのプランに控除額があるわけではありません。
対象となる処方薬
カバーされる薬は選択したプランによって異なります。ブランド薬とジェネリック薬の両方を対象とするプランもあれば、どちらか一方のみを対象とするプランもあります。また、すべての処方薬が対象になるわけではなく、特定の薬が必要な場合はメディケア・プラン・ファインダーで適切なプランを検索できます。
対象外の薬
パートDではカバーされない薬も多数あります。例として、OTC(店頭販売)薬(鎮痛剤や風邪薬など)、不妊治療薬、抗てんかん薬・抗不安薬、体重増減目的の処方薬、美容目的の薬、ビタミン剤などが挙げられます。パートAやパートBでカバーされる薬はパートDの対象外です。
ドーナツホール(ギャップ)
パートDの特徴的な仕組みとして「ドーナツホール」があります。プランごとに設定された初期のカバレッジ上限(2011年は約2,800ドル)に達すると、保険給付が停止し、受給者は全額自己負担となります。この期間中も月額保険料は支払う必要があります。薬費総額がカタストロフィー閾値(2011年は4,550ドル)に達すると、再び給付が再開されます。2011年以降、ギャップ期間中のブランド薬・ジェネリック薬に対する割引が導入され、プランによってはギャップカバレッジ(部分給付)が提供されています。
