個人や自営業者向けの手頃な健康保険の選び方
企業の団体保険に加入している従業員は、保険料が低く、HIPAA(医療保険の携行性と責任に関する法)による保護も受けられます。一方、個人で保険を購入する場合は保険料が高くなりがちで、保障内容も限定的です。ここでは、個人や自営業者が保険料負担を軽減するための具体的な方法をご紹介します。
民間健康保険
民間保険の保険料は団体保険に比べて高額になることが多いですが、高額自己負担(HDHP)プランを選べば保険料を抑えられます。HDHPは自己負担額が大きい代わりに月々の保険料が低く、さらに健康貯蓄口座(HSA)の対象となります。HSAに拠出した金額は非課税で、医療費(自己負担額、コインシュアランス、コペイ、処方薬など)にのみ使用すれば税金がかかりません。ただし、HSAで保険料自体を支払うことはできません。
税金のメリット
自営業者は、自己の健康保険料全額を事業経費として控除できます。配偶者や27歳未満の被扶養者分の保険料も同様に控除対象です。自営業でない場合でも、調整後総所得(AGI)の7.5%を超える医療費(保険料含む)については、税額控除の対象となります。
考慮すべき点
前職を退職したばかりで自営業になった場合、COBRAにより前の雇用主の団体保険を継続できる可能性があります。COBRAでは保険料全額を自己負担しますが、HIPAAの保護は維持でき、個人で同等の保険を購入するより割安になることが多いです。COBRAの対象外の場合は、配偶者の職場保険に加入できるか、26歳未満であれば親の保険に扶養家族として加入できるかを検討してください。
医療保険改革法(ACA)
2014年1月以降、全米各州は公的な健康保険マーケットプレイス(交換所)を設置し、複数の保険会社が競争的な保険料で提供するよう義務付けられました。これらの保険は既往症での差別や待機期間、年間・生涯の保険金限度額を設けません。また、世帯収入が連邦貧困ライン(FPL)の100~400%に該当する個人・自営業者は、保険料の税額クレジットを受けられます。例として、2011年時点で年収が88,000ドル未満の4人世帯は対象となります。
以上のポイントを踏まえて、自己負担額の高いプランや税控除、COBRA、ACAの制度を上手に組み合わせることで、個人や自営業者でも手頃な健康保険を実現できます。
