HSAの受取人になれるのは誰ですか?
高額控除型健康保険(HDHP)に付随するヘルス・セービング・アカウント(HSA)は、未使用残高が翌年へ繰り越せ、上限もありません。受取人の指定は自由ですが、受取人との関係により税務上の取扱いが変わります。
配偶者を受取人に指定する場合
配偶者が受取人に指定された場合、IRS はその HSA を配偶者が最初の所有者であるかのように扱います。したがって、配偶者は引き出し時に税金を支払うことなく、資格のある医療費に使用できます。また、被保険者が残していた未払いの資格医療費も配偶者が支払うことができ、所得税は課されません。
配偶者以外の受取人(遺産を含む)の場合
配偶者以外を受取人に指定した場合、口座は HSA としての扱いを失います。その結果、死亡した年の受取人は HSA の時価全額を課税所得として計上しなければなりません(IRS Publication 969)。
課税所得を減らす方法
配偶者以外の受取人が課税所得を軽減できる唯一の手段は、被保険者が死亡前に発生した資格医療費を支払うことです。減税を受けるには、受取人が遺産ではなく個人であること、支払いが死亡後 1 年以内に行われることが条件です。遺産が受取人の場合、医療費の支払いでも課税所得は減少しません。
受取人への情報提供
配偶者以外の受取人が HSA を保有していない場合、遺産管理者に対し、残存する資格医療費を支払うことで HSA の課税所得を減らせる旨を事前に伝えておくことが重要です。
