成人のメディケイド適格要件

成人がメディケイド(米国の公的医療保険)を受給できるかどうかは、連邦が定めた基準のうち1つ以上を満たす必要があります。各州は所得基準を設定しており、通常は一定の収入以下であることが条件ですが、末期疾患や妊娠など特別な状況がある場合は例外的に受給が認められます。

所得要件

州ごとに定められた低所得者基準を満たすと、メディケイドの対象となります。対象となるかどうかは、収入から家賃・光熱費・扶養児童の費用などの許容控除額を差し引いた金額が、世帯人数に応じた州の所得ラインを下回っているかで判断されます。また、銀行口座、車両、不動産などの資産情報の開示が求められることがあります。

妊娠中の女性

米国保健福祉省によると、妊娠中の女性は結婚の有無にかかわらず、出産にかかる医療費をカバーするメディケイドの対象となります。対象となるための所得は、連邦貧困ラインの133%以下である必要があります。例として、2011年2月時点で2人世帯の133%は年間総収入19,378ドルです。

高齢者・障害者

65歳以上、または法的に障害がある、視覚障害がある場合も、一定の所得要件を満たせばメディケイドの対象となります。たとえば、社会保障給付のみを唯一の収入源とする高齢者は、ほとんどの州で受給資格が認められます。障害者や盲目者は、州ごとの所得基準を満たす必要がありますが、就労できないことを理由に補足保障収入(SSI)を受給している場合は、所得要件が緩和されることがあります。

末期疾患

筋萎縮性側索硬化症(ALS)や腎不全などの末期疾患と診断された場合、所得要件を満たさなくてもメディケイドの対象となります。結核と診断され、州の所得要件を満たす場合も受給できる可能性がありますが、結核患者の受給を義務付けている州は限られています。一方、腎不全やALS患者は全州で受給が保証されています。

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